かーちゃんになって1年が経ちまして。
娘の「お世話」の内容もだんだん赤ちゃんのそれを脱し、子どもらしくなってきました。
すなわち、意思の疎通が図れるということで、片手間に相手してるとばれるってことですね。
授乳中のついったーとか控えた方がよさそうだなおい。

ときどき「上手に育ててますね」と言われることがあります。
素直にうれしい。
でも特別に育児を学んでたわけでもなく、自分がこう育てられたらうれしいなと思うことをやってるだけです。
限られた時間で一緒に遊び、衣食住のお世話をして、いちゃいちゃと過ごす。
にこにこ機嫌よくしてるのも不機嫌にべそかいてるのも、たまらんかわいいです。

上手に育てるってなんだろうよくわかりません。
上手に育てたからいい子、じゃないだろうし、将来娘が不満のない大人になるかっつーと「なんであれしといてくれなかったの!」「あんなことされてたからだいなし!」とか絶対あると思うし。
せめて愛してるよ大好きだよと日々伝えたい。

子育ての悩みの8割は子供の性格によるんじゃないかと仮説を立てています。
あとの2割はかーちゃんの考え方の癖か。
かつてカウンセリングでがっつりやった認知行動療法とか、コーチングとか、自分の考え方の癖を振り返りまくりを経ての、私の子育ては「今でよかった」というタイミングだと思ってます。
いやほんと。10年前だったらもっと辛かったと思う。

産休明けで復帰したあと、小児科にかかったとき、お医者様から
「家族なんだからお互いの都合を譲り合って。親の都合は仕方ないんだから譲ってもらって、そのぶん家では思い切り遊んであげるとかで大丈夫。割り切っていきましょう」と言われて、なんか楽になったことを思い出した。


退職から1年経ちました
そういえば退職エントリーって書いてなかったなーと思って

昨年末、新卒入社した会社(T社)を10年目で辞めました
会社の方向性との違和感を感じ始めてきたところへの、
結婚→転勤→長距離通勤→うまく使ってもらえないジレンマで

まーいずれ子どもを持ったら、
今の通勤条件ではフルタイムは厳しいだろうとは思ってましたが

T社はいわゆるITアウトソーシングの会社で、
社内でお仕事することは少なく、お客様企業にチームで投入されて
請け負ったお仕事を日々遂行していきます

極端な話をすると、
「お客様としっかりにぎってマネジメントする人」と
「言われたお仕事がきっちりできる人」がいればよくて、
個人的にITスキルのスキルアップを考える人が少ないわけです
(スキル重視採用する部門も別途あるらしいけど)

わたくし中堅になったころにリーダー職になりまして、
やってみて思ったんですが、マネジメントに向いてないというか、
フィールドでごりごり働くほうが好きというか、
メンタルもやっちゃってることだし、
ごりごりした違和感を持ち出したのは9年目のこと

マネージャに相談したところ、
「そういう人材も必要だとは思ってるけど、
 後輩が上司になったりする環境でもやっていけるんなら
 それでいいと思うけど、上司になった後輩もやりにくいだろうし…」
と、当然ですがあまりいい顔はされなかった、と

私のスキルなんて、井の中の蛙ならそこそこデキるほうでしたけど、
大海に出たらたいしたことないのはわかってるんですよね
でも、上司の答えは、ああここはIT企業じゃないんだなと納得するに足り、
頭打ち感半端なかったのですが、
それでもやれることをやろうと思ってそこから1年はがんばりました

でもやっぱり、やりたいこととの違和感からは逃れられず、
新しく知った「勉強会」という世界を周りに知らせても暖簾に腕押しだし、
なんだか空しくなった頃に別のタイミングが重なって、
悩んだ末にドロップアウトを決めました

まーその、すぐ契約社員で別本部に鞍替えしたんですが
契約社員なのでマネジメントしなくていいし、
自分のスキルでのし上がっていく感(時給とか待遇とか仕事内容とか)は
なんとも言えない、気楽でやりがいを感じた1年でした

コーチング受けたりして、考え方も整理できて、
勉強会にもコンスタントに関われるようになってきて、
こういうことがやりたかったのよーな充実感

何になりたいのかも決められなかったのに、
氷河期の就職活動で正社員になれて、
会社員やITの仕事の楽しさ厳しさを勉強させていただいた10年でした

本当は、退職を決めた直接の理由はもっと生き方に直結したことなのですが、
違和感を感じて思い切ったおかげで、やりたいこと探しも終焉を迎え、
今後は自分の人生をぶれずに送れそうな気がします

まーはたらくのは単純にたのしいですよねー